【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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中村祐人が同点ゴールもチームは惜敗

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

香港プレミアリーグ第三節

和富大埔(H)1-2 南華

和富大埔は強豪サウスチャイナをホームに迎えての第三節。一時は同点に追いつくも試合終盤にゴールを許して力尽きた。

強豪を追い詰めた一戦だった。前半に先制される苦しい展開。しかし、そんなチームに勢いをもたらしたのはこの男のゴールだった。69分。相手陣内左からのスローイン。クロスが上がると、ボールは誰にも触られずにGKとDFの間をすり抜けた。その一瞬の隙を逃さなかったのが後半から入っていた中村祐人だ。ファーサイドまで流れたボールをしっかり押し込んで同点。1-1とした。

常にゴールを狙う姿勢がもたらした得点と言っていいだろう。ポジショニング、慌てない冷静さ、そして何よりファーでしっかりと準備ができた状態で待ち構えていること。中村祐人のストライカーたる嗅覚が冴えたゴールだった。

否が応でも高まるサウスチャイナ撃破への期待。しかし、さすがは香港プレミアを代表する強豪。そう甘くはなかった。80分にゴメスが勝利を決定づけるゴールで2-1。サウスチャイナが勝利した。

和富大埔はこれで1勝2敗。しかし2敗とも強豪との対戦。これは仕方ないともいえる。それより気になるのが、今季好調を維持している中村祐人がスタメンでないことだ。前節も決勝ゴールを決め、今節も途中出場ながらしっかりゴールを決めている。なぜ好調のストライカーをスタートから使わないのか。

いずれにしろ、今季は和富大埔から目が離せない。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。