【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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衝撃!広州恒大がエウケソンをライバルに放出!

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

まったくのノーマークだった。ファンも第一報を聞いたときは悲鳴をあげたのではないか。

レナトアウグストやジルなど、大物ブラジル人選手の移籍に注目が集まっていた中、上海上港は国内のブラジル人選手獲得を狙っていた。そう、それこそ広州恒大のエウケソンである。

ACLでの活躍で、日本でも知っている人が多いであろうエウケソンは、岡田武史監督が杭州緑城の監督時代に直接対戦した際、「ブラジル代表に選出されるのでは」と感じたというほどの逸材。2014年シーズンには中超得点王も獲得している。

今回、昨季、最終節まで広州恒大と優勝争いを演じた上海上港からこの移籍話を持ちかけた。広州恒大が最終的に同意した本当の理由は明らかになっていないが、かなりの長期間にわたり移籍交渉が行われたようだ。

正式なアナウンスとしては、広州恒大は「ACLで中超のチームがもっと上へ行くために、(たとえライバルであろうと)質の高選手を放出した」となっている。だが、これはひとつの理由ではあっても、本当の理由ではあるまい。今週は、数回に渡ってこのエウケソン移籍について書きたいと思う。

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