【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

スコラーリが柏を「問題を引き起こすかもしれない」

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグの略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

ACLがいよいよ再開される。

中国王者の広州恒大は1stレグをアウェーで柏と戦う。

2013年にも両チームは対戦しており、その際は広州恒大が2戦合計8-1と圧勝した。日中両国メディアでその事実を紹介する記事が目立つが、もちろん、状況は当時と大きく異なる。広州恒大の指揮官にはいまや、世界的な名将スコラーリがおり、さらに外国人選手はイタリアからブラジルにシフトし、エウケソンのほかにグラール、パウリーニョ、そしてかのロビーニョまでいる。(ロビーニョは遠征メンバーからはずれた)

ただし、今季の状態はというと、決して良好というわけではない。パウリーニョロビーニョが加入間もないということもある。リーグでは当然、首位争いを演じているが、アウェーだけでなくホームで格下に引き分けることもあり、今は上海上港に首位の座を明け渡している。

そのあたりはスコラーリ監督自身も会見で語っている。

「我々は常に自信を持っているが、毎試合安定せず、結果に満足はしていない」

さらに、柏に対してはこのように語り警戒した。

「柏は強いチームで、我々に問題を引き起こさせるかもしれない」

広州恒大のアジア奪還の戦いが再び始まる。