【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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スコラーリ効果?広州恒大がブラジル人ストライカーを獲得!

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。

また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

無尽蔵の資金力…

広州恒大スコラーリ監督獲得のみに留まらず、またひとり、今度はストライカーを獲得したとポルトガル、ブラジルメディアが報じている。

その選手の名はジャノス。ブラジル出身で、現在ベンフィカでプレーする31歳。2014年9月に移籍金フリーでバレンシアから移籍すると、昨シーズンは35試合に出場して31ゴールをあげるという驚異的な数字を残した。ブラジル代表での経験もある。

移籍金は1000万ユーロ(推定)といわれ、年俸は400万ユーロ(推定)。広州恒大が資金力豊富なクラブであることを示すエピソードとして、クラブ側はすでに同選手に対して小切手にて年俸の支払いを済ませているという。高額年俸を一括で、しかも獲得時に支払う。選手にとっては給与未払いや契約不履行のリスクがなく安心してプレーできる。またクラブ側は選手に対して誠意と期待を伝えることができる。あとは、選手が活躍してチームがタイトルを獲得すれば、まさに最高のwin-winが完成する。

とかく「金満クラブ」と揶揄されがちな広州恒大だが、高額年俸の支払い能力があるクラブという視点に立てば、選手にとっては安心してプレーできる環境ともいえる。

ブラジル人ストライカーを獲得したのは、当然スコラーリ監督の意向や推薦もあっただろう。今後、ますますスコラーリ色が強く、濃くなっていったとき、広州恒大がどのように変化していくのか。

楽しみだ。