上海上港が唯一の0敗で首位をキープ!
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
第7節までを終えた中超の順位は、
1位 上海上港
2位 広州恒大
3位 上海申花
4位 広州富力
5位 山東魯能
6位 北京国安
…
と続く。
一目でわかるのは上海勢の大健闘だ。二つの上海クラブを除く4チームは今季ACLに出場しているチーム。つまり、その4チームに上海勢が食い込みリーグを席巻しているという構図だ。
特に目立つのは上海上港。5勝0敗2分と中超15クラブで唯一、0敗を保っている。これは、コンカ効果が大きいだけでなく、守備が安定しているということもあるだろう。7試合戦って失点わずか4。中超随一の守備力を誇る北京でさえ失点が7あるなか、素晴らしい数字だ。しかも、組み合わせもACL出場組は昇格組との試合を第7節までに消化しているクラブが多く、優遇されているのはACL出場組。上海勢はそのような組み合わせ上の優遇もない中、見事な戦いぶりを見せているのだ。
上海勢の復活&復権なるか。今季の注目ポイントがまた一つ増えた。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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