国際Aマッチデーが終わりリーグ再開!注目のカードは?
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
国際Aマッチデーが終わり、今週末から中超が再開される。
第4節となる今週末は中国では清明節(日本のお盆のような祝日)の連休。日本への旅行者も多く、日本便の飛行機のチケットは高騰しているが、果たして中超は平素よりも観客動員増となるか。
王者・広州恒大はアウェイで河南との対戦。格下とのアウェイ戦だが、当然勝ち点3がミッションだ。怪我人続出の広州恒大。いったいカンナバーロ監督はどんなメンバーを組んでくるのか。
北京国安はホームで上海申花を迎える。北京vs上海。日本でいえば東京vs大阪。中国でもこの2都市はライバル意識が強い。首都北京は当然負けられない。一方、上海申花はいまや「古豪」のイメージすらついてしまった。ここ数年の成績でも北京には遠く及ばない。今シーズンを占う上で、北京相手にどこまでやれるか、今シーズンの今後を占う試金石となる一戦になるだろう。
山東魯能はアウェイで上海申鑫と激突。ACLでは決して好調とは言えない山東。しかし、中超ではやはりACl常連組の地位は落とせない。たとえACLでグループリーグ突破の可能性が少なくとも、リーグではしっかりと結果を出してほしい。
広州富力はホームに貴州を迎える。貴州はACLにも出場経験がある。ここ数年、広州恒大、北京国安、山東魯能の3チームはACL常連で、もう一枠を複数チームが争っている格好だ。その第4枠目の争いには、今季出場している広州富力のほか、貴州、江蘇、天津あたり。その意味では、中超第4枠目争いの直接対決ともいえそうな面白いカードだ。
以上、中超BIG4をメインに今節の注目カードをピックアップしてみた。いずれの試合も楽しみだ。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!