ありえへん!?G大阪を破った広州の異様な喜びよう…
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
一勝しただけだろう、といえばそれまでだ。
しかし、J三冠王者にアウェイで完勝!という意味では気持ちはわかる!?
2月26日の夜。中国広東省の省都である広州市を代表する観光スポット「広州タワー」に突如、文字が現れた。そこには「熱烈祝賀広州富力」とあった。日本語でいうと「本当におめでとう!広州富力!」という感じだ。東京でいえば東京タワーに「おめでとうFC東京!」と出る感じか。それも、決して優勝したとか、タイトルを獲得したとかではない。ACLでJリーグ三冠王者のG大阪にアウェイで20と勝利したことが理由だ。さらに同日、同じく広州市に拠点を置く元アジア王者の広州恒大にも同じように「熱烈祝賀広州恒大」という文字が出た。こちらは韓国の強豪FCソウルを破ったことを祝う文字だ。
ACLのグループステージの初戦に勝利した「だけ」で市のシンボルタワーに文字を出すか?と捉えるのか。
それだけ地元のサッカーチームを市がサポートしていると捉えるのか。
それは個人の主観だが、広州が中国における「サッカー王国」たるべく地位を確実に固めていることだけは確かだ。
今度はぜひ「グループリーグ突破おめでとう!」の文字で、この二チームの文字が躍ってほしい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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