優勝したのにリッピ監督辞任!後任監督はなんと元イタリア代表の…広州恒大
中超最終節
北京00河南
広州の優勝条件 引き分け以上
北京の優勝条件 勝ち+広州の負け
結果的に北京が引き分けたため、広州は万が一、山東に負けていても優勝はしていた。
しかしながら、最後の最後まであきらめず、なおかつリーグを盛り上げてくれた北京には称賛を贈りたい。
特に、第29節、広州に乗り込んでたたかった直接対決での勝利は圧巻。中超史上まれにみる「最終節にて優勝決定」という状況を生み出した。
広州は史上初、4年連続優勝。その強さには拍手を送るしかない。さらに、中国サッカーの象徴として、来季のACLはぜひとも好成績を残してほしい。そして…
「これが広州恒大における私の最後の試合」
なんと優勝を決めた試合後の会見で、中国サッカー界を揺るがすとんでもない事実が、リッピ監督自身の口から飛び出した。リッピ監督辞任…理由と今後についてリッピ監督はこのように話した。
「年齢的なこともあり、来季は広州の監督として指揮を執ることはない。テクニカルアドバイザーとしてクラブには残るが、ベンチに座ることはない。詳細は来週、クラブから発表があると思う」
さらに、広州恒大の番記者によると、後任監督候補にはあのカンナバーロの名前が挙がっているという。
4年連続の優勝。
リッピの退官。
そしてカンナバーロが後任候補…
広州は常に話題を提供し続けるクラブだ。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
※ブログ記事へ寄せられたコメントへの返信は、ツイッターで行っています!
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします!