またも日本人レフェリー!高評価?それとも八百長対策?
史上稀に見る最終節で決まるリーグ優勝。
中超はいよいよ今週末、最終節を迎える。
今シーズンは史上稀に見る混戦。勝ち点は広州恒大が69、北京が66。だが北京にはまだ優勝の可能性が残っている。最終節で広州が破れ、北京が勝つと勝ち点で並ぶが、今季の直接対決の成績は北京の1勝1分。よって優勝は北京となる。もし実現すればまさに中超史に残る歴史的快挙だ。
そんな大事な2試合で笛を吹くのは、なんと両試合とも日本人レフェリーだ。昨日、中国サッカー協会が発表した。
(A)広州vs山東(H) 木村博之レフェリー
(H)北京vs河南(A) 村上伸次レフェリー
昨日の記事で前節の広州vs北京で笛を吹いた今村主審について書いたが、最終節のしかも優勝のかかった大事な2試合の主審に日本人レフェリーを起用するというのは、中国サッカー協会が日本人レフェリーを高く評価しているということか。それとも、八百長を防ぐためか…もちろん、前者であってほしいが。
ちなみにこの二人のレフェリーは以前、中超で笛を吹いた経験がある。
二人の日本人レフェリーがタイムアップの笛を吹いた時、今季の王者が決まる。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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