激烈な中超の来季ACL出場権争い!
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この週末に中超第27節が各地で行われた(中超は全30節)。
優勝争いは事実上、1位の広州恒大と2位北京の2チームとなっているが、今節は両チームとも勝ち点3を獲得した。広州はホームに以前岡田武史監督が率いていた杭州をホームに迎えての一戦。40と危なげなく試合を制した。また、北京はホームに上海申鑫を迎えての一戦。上海申鑫は残留争いの真っただ中であり、またシーズン終了直前のこの時期に監督交代などトラブルを抱えるチームだが、北京相手に善戦。だが北京が21で辛くも逃げきった。
そして激烈なのはACL出場権がかかった3位争い。(ACL出場権は1位3位まで)
広州富力と山東が争いを繰り広げており、そしてかろうじて可能性を残しているのが上海上港だ。
広州富力は今シーズンのACLに出場した強豪・貴州とのホームでの一戦。10で勝ちきった。
一方、山東はアウェイで上海上港と対戦。アウェイながら、山東としてはしっかりと勝ち点3を入手し、広州富力に喰らいつくとともに、上海上港をここで引き離しておきたいところだった。だが…試合は00で引き分け。これにより、3位争いは広州富力が一歩抜け出した。
最新順位と勝ち点は以下。
1位 広州恒大(66)
2位 北京国安(60)
3位 広州富力(50)
4位 山東(45)
5位 上海上港(43)
広州恒大と北京にはまだ直接対決が残されている。まだまだ目が離せない。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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