広州自信満々!「北京よどうか負けないで」
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10月26日決戦…それが王者・広州恒大のシナリオだ。中超は今シーズン残り4試合を残すのみとなった。現在首位は広州恒大。勝ち点6差で北京が2位。実質上、この2チームの優勝争いだ。
広州は最近の2試合はラッキーな判定に助けられてはいるものの、それでもここ11試合で10勝1敗という圧倒的な成績で北京の追随を許していない。北京も喰らいついてはいるものの、勝ち点差6を埋められないままだ。
そんな広州は、最大のライバルとの直接対決でリーグ優勝を果たしたいと考えている。それこそが10月26日に広州のホームで行われる北京戦だ。このままあと2試合、両チームとも負けなければ、この日の試合が優勝決定戦となる。だからこそ、広州は王者の風格で「北京よ負けないで」と堂々のライバルチーム応援宣言なのだ。昨シーズンは広州が圧倒的な強さで一気に優勝を決めたが、今季は北京が追随している。これも広州側は「いいこと」と余裕の構えだ。「優勝争いがこうして最後までもつれることはリーグが盛り上がる」とまでクラブ関係者は語る。しかし、もちろん北京への警戒を忘れてはいない。
「今シーズンの後半の北京はとにかく強い。特に今夏新たに獲得した2名の外国人選手は強力だ」
2年前のシーズンは江蘇と最後まで優勝争いを演じた広州。果たして、今季はどのようなクライマックスが待っているのか。注目の10月だ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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