【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

最新のリーグ順位がついに出そろう

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ACLに出場するクラブへの配慮の影響で。中超の順位がずっと中途半端なままだった。

複数クラブの試合数が少なかったからである。このたび、江蘇とハルピンが日程調整された試合を消化したため、全クラブが第24節までを戦い終えた。これでやっとちゃんと順位を確認できる。

さて。その気になる順位だが、首位はやはり広州恒大。18勝3敗3分の57ポイント。圧倒的な強さだ。

この広州恒大に喰らいついているのが北京。16勝5敗3分の51ポイントで2位。広州恒大との差を6という位置につけている。

そして、ACL圏内のための3位だが、ここにはなんと広州がつけている。とはいっても、恒大のほうではなく、富力の広州だ。13勝6敗5分の44ポイント。2位から離されてはいるが、堂々の3位だ。広州の2クラブが中超のトップ3に入っている。広州はまさに現在における中国のサッカー王国となろうとしている。

そして、大健闘しているのが上海上港。11勝5敗8分の41ポイント。3位の広州富力を射程圏内においている。上海からは今季、上海申花、上海申鑫を含む合計3クラブが中超に参加しており、この3クラブの中では最も格下と思われていた上海上港が4位。大健闘だ。

そして、5位、6位、7位にはそれぞれ、山東(38)、貴州(36)、江蘇(34)がつけている。

※()内はポイント

見覚えのある方もいらっしゃるだろう。山東と貴州は今季のACLに出場したクラブ。江蘇は昨季のACLに出場したクラブだ。ACL出場級のクラブが5,6,7位に沈んでいる。これはリーグとしてはいい兆候だ。クラブ間競争が激しく、レベルも拮抗してきているからだ。もっとも、広州恒大の一強は否めないが…

リッピ監督はACLに敗れてのち、「我々の最大の目標は変わっていない。それはリーグ制覇だ」とコメントしていた。強がりなのか真実なのかはわからないが、とにかく、その最大の目標に向かって順調にまい進していることは間違いない。

果たして、リーグ終盤。一体どうなっていくのか。楽しみだ。

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小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。

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