「sunshine boy」発言で出場停止+5000元の罰金処分
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中国サッカー協会は北京国安の彬に1試合出場停止と罰金5000元の処分を決定した。
経緯はこうだ。
山東とのアウェイ戦。
試合前のインタビューを受けた際、その日の試合のスタジアムDJのパフォーマンスに対して「今、流行の『暖男』みたい。こちらはもっと士気を上げていかないと」と発言したのだ。これが相手クラブに対する非紳士的行為と認められ、上記の処分となった。
「暖男」とは何か。英語にすると「sunshine boy」だが、普段はいい意味でつかわれる。暖かさをもたらしてくれる男、暖かい男、輝いてる男といった意味合いだ。しかし、彬の試合前のインタビューは明らかに「皮肉」が込められていた。これから試合をしようとしてるのに、なんだか「なまぬるい」ような、「緊張感が足りない」ような、「臨戦態勢ではない」ような感じだ、というニュアンスで発言してしまったのだ。そこが、処罰の対象となった。
試合前のインタビューでスタジアムDJへ批判の言葉を口にして処分とはなんとも珍しい。
だが、北京にしたら同選手が1試合出場停止になるのだから、損失は損失。
今後の改善に期待したい。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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