我が国のサッカーはドイツを学ぶべし
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※小松英之による日本代表23名の解説を音声で聞く
「ドイツのサイド攻撃は、テクニック、戦術ともに突出していた。これは学ぶに値する。中国サッカーはドイツのコレクティブ、思考を学ぶべきだ」
中国の有名サッカー解説者、張路が優勝したドイツをたたえながらこう語った。
「テクニックではブラジルやスペイン、アルゼンチンのほうがドイツより上かもしれない。しかし、ドイツのコレクティブなサッカーは素晴らしい。まるで、設計士が描いた設計図をチーム一丸となってプレーしているようだ」
さらに、今回のW杯からひもとく今後のサッカーのトレンドについても言及した。
「数年前までは、バルサバイエルンと、ポゼッション中心のサッカーが世界を支配してきたが、今後は今回のドイツのようにフィジカルが強く、ボール奪取能力の高いチームが中心となっていくのではないか」
中国はフィジカルがアジアでは高いほうだ。
だが日本は違う。
もしもこのトレンドのようになっていくとしたら、フィジカルで劣る日本はその他で補いながら、インターセプトのうまい選手を配置して戦っていくことになる。
いずれにしろ、中国は今後、ドイツのようにコレクティブなサッカーを目指すかもしれない。
果たして、アギーレが内定と言われている日本はどんな道を歩むのだろうか。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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