【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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PSGは成金ではなく本物だった

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チェルシーをここまで追い詰めたのだから、本物というべきだ。

欧州CLベスト8。個人的に一番注目していたのがPSGだった。なにかと「成金クラブ」という批判が付きまとうが、フランスリーグで独走状態を続けるこのクラブが、単なる金による有名プレーヤーかき集め集団ではないことを証明するには、欧州CLというのは最高の舞台だった。

BEST8まで勝ち進んだだけで十分にすごいのだが、上にあがればあがるほど、その実力を認めざるを得ない。極端な話、PSGが今季CLを制したら、もう誰も「成金クラブ」とはいわなくなるだろう。そういう意味で、どこまで勝ちあがれるか、秘かに注目していた。

ホームでのファーストを31で折り返した時点で、いけると思った。相手はチェルシーだから、簡単にはいかないのは自明の理。ただ、1点取れば勝つ可能性が極めて高くなる。敵地で、1点でいいのだ。どんなに強豪相手でも、試合中、1度や2度は必ずチャンスがくる。それを決めれば…

やはりイブラの不在が勝敗を分けたというべきであろう。

ブラン監督は試合後、「チェルシーとの差はほんのわずかだった」と語ったが、そのとおりだ。イブラが出場していれば、勝っていた可能性は大。そう考えると、本当に残念だ。

この原稿を書き始めた瞬間、「成金だから勝てなかった、ともいえるな」と一瞬、頭をよぎったが、もうそこまでは言うまい。なんせ相手はスタンフォードモウリーニョが率いるチェルシー。ここまで見事な逆転劇を見せられては、もうぐうの音も出ない。

ともあれ、モウのチェルシーをここまで苦しめた。

PSGは本物だ。

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小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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