浦和への処罰は妥当か?
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浦和の「Japanese only」横断幕事件は、もちろんひとりのサッカーファンとして注目していたが、しかし、はっきりいって「おいおい。なにやってるんだか。JFAさん、しっかり対応してね」くらいにしか思ってなかった。
それが、こうして記事にまで取り上げようと思ったのは、他でもない、この問題の処罰に関わることになったのが、私の生まれ故郷のクラブ・清水だからだ。
そこで浦和への制裁について考えてみた。
制裁内容は「ホームゲームでの無観客試合」。それがなんと23日の清水戦なのだ。浦和にとっては、ホームで無観客試合になるのだから、売上的に十分制裁になる。単にチケットだけでなく、グッズ売り上げもそうだし、飲食などもそうだ。スポンサーにも当然、謝罪と事情説明が必要だろう。
ただ…
清水にとってはどうなんだろう。
もちろん、アウェイの試合において、通常なら相手チームへの最大の追い風となるサポーターの声援がないというのは、清水にとっていいのかもしれない。しかし、アウェイの試合でも見に行くサポーターはいるし、アウェイだからこそ、しかも浦和のような熱いサポーターがいるスタジアムだからこそ、燃えるというのもあるだろう。まして、観客がいないということは、歓声もない静寂の中で、自分たちの声とボールを蹴る音だけの中でプレーすることを余儀なくされるというのは…しかも清水は何の関係もないのに、浦和への制裁のために、清水がそういう影響を受けるというのは…
なんだかすっきりしないなぁ。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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