【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

本田激白!PKを香川に譲った理由

2014年ブラジルW杯すべてのグループリーグを解説します!

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キッカーは香川。

先のNZ戦。PKを蹴ったのは香川だった。香川が自身のプレーでPKを獲得したため、そのまま香川が蹴ったという風にも見えたが、日本代表ではPKは本田が蹴るという原則がある。それを覆して香川が蹴ったのはなぜか。本田がインタビューで答えた。

言葉を交わしたわけではないが、PKとわかった瞬間、香川が本田に目線で訴えたという。「おれに蹴らせてくれ」。本田もその目線での訴えを感じ取り、譲ったというのだ。

ともすると、現在マンUで出場機会がなく、実践のゴールから遠ざかっている香川に復調のきっかけを与えるために、本田が香川に譲った風にも取れるが、本田ははっきりとそれを否定した。そんなきれいな友情物語ではない、と。しかし、本田はW杯で日本が勝ちあがって行くためには、香川の力が必要だとはっきり認識しているために、香川の訴えを察したという。香川の活躍なしに、自身の活躍なく、また同時に日本代表の活躍もない。ただそれだけ、と。

マンUミラン

日本人がプレーすることなど夢のまた夢であったクラブで、悪戦苦闘している二人。両者の間には、決してきれいごとの友情物語など存在しないが、しかし互いが互いの必要性と存在を100%認める間柄。

W杯ではこの二人が大活躍して、日本を決勝トーナメントに勝ち進んでほしい。

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筆:小松英之 ツイッターはこちら

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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