NZは本当に仮想ギリシャになるのか?
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今夜、NZ戦。
仮想ギリシャと呼ばれるのは、以下の二つの理由が主だろう。
1、引いて守ってカウンターという戦術
2、ロングボールとフィジカルを多用
しかし、ギリシャはつなぐときはつなぐ、ロングボールのときはロングボールと、どちらでも対応できる。決して単純な相手ではない。しかしながら、引いて守る相手をいかに崩すか、また鋭いカウンターにどう対応するかはシュミレーションになりそうだ。
長谷部と内田が戦線離脱している今、誰が入るのか。特にボランチ。山口蛍か、細貝か。W杯メンバー発表前、最後の親善試合。今日、長谷部に代わってボランチに入る選手がザック監督の中で第三のボランチではないだろうか。
攻撃陣は引いて守る相手をどう崩すかということ。ワントップは大迫だろう。引いて守る相手だけに、ミドルも多用したい。そうなると本田が重要だ。そして、ワンタッチやツータッチでの素早い攻撃、またひとつのトラップだけで相手を置き去りにするなど、狭いスペースでの1対1からもゴールチャンスは生まれる。そこでは香川が重要だ。
それから、A代表で当確線上にいる選手にとっては絶好のアピールの場となる。
注目点が多いが、しっかりとした内容で、結果も出てくれることを願う。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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