広島戦に臨む北京のキーワードは漢字一文字「○」…
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「アウェイ戦で大切なのは、『穏』である」
中国メディアが報じている。
アウェイの広島戦に臨む昨季Cリーグ3位の北京。
昨季3位とはいえ、北京はACLの常連。広州恒大の出現により優勝からは遠ざかっているが、それでも常にトップ3に入り、ACLに出場し続けてきた。中国勢としては、広州恒大以外にも強豪チームが存在することをアピールしたい今季のACLだ。
そんな北京は今夜、広島に乗り込んでのアウェイ戦。
先の中国メディアは「穏」についてこう語る。
「昨季のACLでも北京は広島と同組になり、ホームで21と広島を下し、アウェイでは00で引き分けた。昨季のこの経験から、メンタル的には北京が圧倒的な有利である。上海で合宿を行っていたチームはディフェンスの練習に重点を置いていた。北京からすれば、アウェイでもっとも重要なのは『穏』であり、同時に広島の細かいパスワークと後列の選手が前に飛び出しての攻撃に積極的に対応しなければならない」
つまり、ここでいう「穏」とは、「穏便」とか「平穏」を意味する「穏」で、つまりは「引き分け」を意味する。ただし、「アウェイ戦において大切なのは『穏』(引き分け)」とはいっても、決して「引き分け狙いでいい」という消極的なものではなく、「昨季もそうだったように、アウェイで引き分けておけば、ホームで勝機は十分ある」というニュアンスだ。つまりは、ホームで絶対の自信があるからこそ、アウェイでは無理して勝ちに行く必要はない、それよりも相手の攻撃にしっかりと対応して、「穏」(引き分け)を勝ち取れ、という意味だ。
J王者vsC3位の対決。
いざ!
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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