清武バイエルン相手に「サッカーできなかった」
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ただ、相手が相手だけに、この負けは計算済みだろう。
なんせバイエルンはこの勝利で12連勝。リーグ戦無敗記録も45としたのだから。
この試合を振り返って清武は「もうちょっとサッカーができれば…」とコメントした。一見、バイエルン相手にまったく自分たちのサッカーをさせてもらえなかったのかと思うが、そうではない。清武いわく、「できなかったというより、やらなかった」だそうだ。相手のプレッシャーを恐れて、チームが自ら後手、後手に回ってしまったということのようだ。さらに、この日、監督から出されたゲームプランは相手DF裏にロングボールを蹴りこむというものだったようで、二重の意味で「できなかったというより、やらなかった」ということのようだ。
ともあれ、バイエルン相手に負けてしまうのは織り込み済み。だから気持ちはすぐに切り替えられるだろう。それに、清武自身、前半にポストを直撃する惜しいシュートがあった。決めてほしいのは山々だが仕方ない。ぜひとも次の試合でゴールを決めてほしい。それに、清武がゴールゲッターになれれば、チームにとっても、また日本代表にとっても非常に大きな武器となる。
ニュルンベルクならレギュラーとして試合に出続けられる。それゆえ、ぜひともゴールゲッターとしての一面を磨いてほしいものだ。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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