思わず、ずっこけ「今回の本田はもってなかった」
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次節、ナポリ戦。
本田はパフォーマンスの悪さからベンチか?と報じられた直後、カカが風邪!本田がトップ下か!?と報じられ。やはり本田はもってる!?と思いきや、またまた急転直下。なんと、本田、体調不良でナポリ戦でベンチ外決定…
どうやらウイルスに感染したらしく、高熱と腹痛で練習を途中で切り上げ。そしてナポリ戦にはベンチにも入らないことが決定した。
12月にミラン入りが発表されてからというもの、1月の現地入り、入団会見、初出場、初ゴールと、とにかくすごかった本田フィーバー。この状況下で本人にストレスが溜まらないわけがない。そういったストレスによる免疫低下だろうか。原因はウイルス性の腹痛と高熱だそうだ。
もしかしたら、周囲は少しホッとしているかもしれない。
なにせ、フィーバー時の注目度の高さは半端なく、それを一身に受けつつもコンディションを上げてプレーせねばならず、結果を求められるがゆえに、結果が出ないと手のひら返しでメディアから叩かれる。前節ではついに「髪型以外、目立っていなかった」とまで書かれていた始末だ。いくらメンタルの強い本田といえども、「不眠不休でもメンタルが強い」わけではない。やはり、人の子。休息が必要だ。そういう意味では、嫌でも休まざるを得ない体調不良に、家族や代理人はホッとしているのではないか。
しかし、本人としてはもちろん不本意だろう。
選手はプレーしてなんぼ。せっかくカカの風邪でトップ下でのチャンスが巡ってくるかもしれなかったのに…結果を出さなければならないこの時期に…と思っているはずだ。
怪我でなかったことがせめてもの救い。
本田さん、しっかり休んで、ちゃんと治して。
復帰時期はまだ明かされていない。
しばらく、「ミランの本田」はお預けだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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