マンU指揮官が敗戦の責任認める「自業自得」
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昨季のチャンピオンの姿は見る影もなかった。モイーズ監督は試合後、「守備が悪かった。自業自得」と自身の責任を認める発言をした。
通常の監督であれば、この成績ならシーズン途中の解任もあるだろう。だが、なんといってもマンUは特別なクラブ。単にビッグクラブということもあるが、27年間も指揮官を務めた前指揮官からのお墨付きがある、一年目の新任監督。まず解任はされないだろう。
それだけに、「どうすんの?」というのが正直なところ。
采配もはっきりいって「3点奪って同点に!」というような意気込みは感じられず、交代枠も2枚しか使わなかった。試合を見ながら香川投入を期待して待ち続けたが、香川どころか、3人目の投入なし。確かにチャチャが1点取ったが、あの攻撃で同点にできると踏んでいたのか?もしそうでないなら、もう試合を諦めていたということになってしまう。
試合も最後は崩れてしまった。
選手もフラストレーションがたまっていたのだろう。
後半46分にヴィディッチが一発レッド。ロスタイムにはラファエルが危険なタックルでイエロー。このふたつのプレーはどちらも無駄なものだった。
この完敗で、いよいよモイーズとマンUは「やばい」から「もうだめだ」とあきらめのため息が聞こえてきた気がする。唯一の希望は、CLだ。香川に出場機会を与えてほしい。そして、CLでは勝ちあがってほしい。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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