【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

セルビア戦は03で負けてもOK?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

セルビア戦をつぶやきます。

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今夜、いよいよセルビア戦を迎える。

この試合の課題は何か。

それは、この一言に尽きる。

「チャレンジ」だ。

ザック監督も会見の中で語っている。

「結果が出なかったとしても、自信を失うものではない。自分たちのやるべきことにチャレンジする」

では、何のチャレンジか。

それは、これまでやってきたザックジャパンの戦い方を貫くことだ。

つまり、アウェイで強豪のセルビアと戦うからといって、引かないことだ。これまで通り、もっといえば、コンフェデのイタリア戦のように、相手が格上だろうと、果敢に攻めていく戦い方だ。

そういう意味では、最悪、スコアが大差になることもありうる。たとえば、03で日本が負ける可能性もある。もし引いて戦えば、失点を1点に抑えることができるかもしれない。しかし、今日はそういう戦い方をする試合ではないということだ。引きまくって01で負けるくらいなら、攻めまくって03で負ける方が、課題やその後が見えてくる。そういう試合だ。

セルビアのDFは高さと強さに優れている。しかし、スピードや俊敏性は日本のほうが勝っている。セルビアDFはそれをDF間の距離を縮めて対応してくると思われる。となると、サイド攻撃とミドルシュートがポイントになるのではないか。サイド攻撃、そしてミドルを繰り返すことで、相手DFを縦に、横に、開かせる。DF間の距離を空けさせる。そこへ、柿谷や香川、本田といった選手のコンビネーションで入り込み、ゴールを決めるのだ。ただし、サイド攻撃はクロス、そしてミドルシュートは枠内へ。この精度が低ければ、相手にとって脅威にならない。脅威にならない攻撃は、相手に「攻めさせておけ。どうせ精度は低い」となり、余裕を持たせてしまう。

また、日本のDFは吉田も語っている通り、「安定感」だ。

コンフェデ、そしてその後のウルグアイ戦で失点続きだったが、それは9月のグアテマラ、そしてガーナ戦で修正できてきている。ここでまた大量失点してしまうと、元通りだ。そうならないように、アウェイで強豪相手だが、しっかりと失点を減らすこと。無失点で終えられれば万歳。希望は失点1。2失点は、相手がセルビアということを考えれば、仕方ない部分もある。そして、3失点は厳しい。しかし、それでも、引かずに、前へ前へ出ていっての3失点(失点が自分たちのつまらないミスでないことが前提だが)なら、ぎりぎり許容範囲か。

欧州組は時差も長距離移動もないため、コンディションのいい訳はできない。今日の戦いぶりで、ぜひとも来年のW杯への確かな手ごたえを我々に見せてほしい。

筆:小松英之 ツイッターはこちら

小松英之(こまつひでゆき)

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】

英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシーマンチェスターC。

リーガ:バルセロナ

セリエ:ユベントス、ローマ。

ブンデスニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV

欧州CL:バルセロナベンフィカ

【中国Cリーグ】

中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。

08年 Cリーグ武漢光谷の日系企業スポンサー募集担当。

08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。

09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。

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