ミランのガリアーニ副会長「本田高い」
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!
小松英之の連載がブログで紹介されました!
報道によると、昨日、本田の代理人がモスクワでCSKAと交渉のテーブルについたようだ。だが、その結果はまだ伝わってこない。
ミランのガリアーニ副会長は「移籍金、年俸共に、本田は高い。1月の加入になると思う。ただ、彼(本田)がスポンサーを連れてくれば別だ」と語ったという。
果たして、昨日の交渉で、本田側はスポンサーを連れてきたのだろうか??
本田に関しては、「そこまでしてミランに行く意味があるのか?」という声すら上がり始めた。つまり、スポンサーが移籍金を上積みしなければ獲得しようとしないミランに対し、そこまでして行くのか?と。確かに、そう思いたくなる気持ちはわかる。
ただ、本田はやはり、欧州でのキャリアがまだ低いのが事実だ。
欧州ではオランダとロシアでしかプレーしたことがないのだ。時折、香川がマンUに移籍したときと比較対象にされるが、香川はブンデスで2連覇を成し遂げたチームのレギュラートップ下だった。一方の本田は、欧州ではフェンロ(しかも2部も経験した)、そしてCSKAだ。香川のドルトとは比較になるまい。
もちろん、クラブキャリアの実績だけみれば高くはないが、本田の実力、ポテンシャルなどを見て、ミランは判断しているのだろう。日本代表での活躍も当然見ていることだろう。もっとも、そこには日本代表のエースで圧倒的な人気を誇る選手ということで、そこについて回るマネーも視野に入れていることだろうが…
ともあれ、昨日の交渉はどうだったのか。
まずはその結果を待ちたい。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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