オシムが代表にエール「遠藤のように」
BEE FOOTBALL SPIRIT RADIO 2013
2013年6月4日日本代表W杯出場決定記念配信
元日本代表指揮官が母国からエールを送った。
オシム監督だ。
オシム節は相変わらずで、「不運」な失点にも川島を厳しく指摘。スーパーセーブも決めているが、ああいう失点を防ぐことでさらに信頼を勝ち取れる、まだのびしろはあると指摘。
また、欧州組が総じて活躍したことを称えつつ、一部でエゴに走るプレーがあったと指摘。遠藤のように、大人のプレーをと呼びかけた。
個と組織。
エゴとは個だ。これがなくては1対1に勝てない。
しかし、コレクティブに戦うこともまた大事。要するに、バランスだ。
長友も語っていた。オーストラリア戦で、中で本田がフリーになったにも関わらず、自分で行った。シュートは止められた。あれが世界トップクラスのSBだったら、自分で決めるべきか、パスにすべきか、その判断にすぐれ、バランスも取れている、と。
W杯出場決定会見では、複数の選手が「個」の重要性を語った。
個と組織。そのバランスをどう取るか。個が足りないといわれる日本人選手が、どこまで個を発揮するか。
まずはイラク戦。
そして、コンフェデ。
注目だ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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