本田のバックアッパーは東?ザックの意味深発言
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「そういった背景もあって今回、東が26名の中に入っている」
ん?と思わせられたザック監督の発言だ。
W杯アジア最終予選オーストラリア戦に臨む日本代表メンバーが発表された。注目はもちろん初選出のメンバー。それから本田と長友の怪我の状態も気になるところだ。
会見時には本田と長友のコンディションについても質問が多数飛んだが、本田に関する質問にザックが答えた際、本田のコンディションがまだ完全に把握できていない(実際に見てみないとわからない)ということで、出てきたのが冒頭のコメントだ。
本田のバックアップにザック監督は東も考えるようになったのだろうか?
いやいや。もちろん本田のバックアップといって、まず出てくるのは中村憲である。今回のメンバーにも当然選ばれている。また、負けたものの、前回のヨルダン戦では香川がトップ下を務めた。実績からすれば、この二人が本田不在時のトップ下であり、それは言わずもがなの事実。会見時は、会話の流れ的に、東の名前が挙がったというのが妥当なところであろうが、しかし招集したからには、東への期待もたぶんに含まれていると見ていいだろう。
本田、香川、岡崎という2列目のレギュラー。そのバックアップには清武、中村憲、乾が控えている。そこへ、東がどこまで食い込んでいけるか。
また前田、ハーフナー、そして岡崎が務めることもある1トップで、工藤はどこまで存在感を発揮することができるか。
初選出の二人に注目だ。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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