うっち警告「みんなW杯にいけると思い込んでる」
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日本代表内田が所属クラブに戻って好プレーを披露。チームの勝利に貢献した。
この試合後のインタビューで、先日のヨルダン戦について聞かれた内田はこう答えた。「みんないけると思ってる。でも(そう簡単には)行けないから」
実は、ヨルダン戦前にも内田は警告を発していた。
「今日で決めるっていう雰囲気が強いけど、今日決まらなくても(日本の順位の)優位は変わらない」もちろん、今日決まるに越したことはないけど、と注釈付でそう語っていた。
アジア予選の大変さをわかっているだけに、そう簡単にW杯には行かせてもらえないことを訴えたかったのだろう。事実、ヨルダンにアウェイで敗北。ヨルダンの勝利への執念はすさまじいものがあった。
こういうクールな選手がいることはいいことだ。熱い選手ばかりに目が行きがちだが、内田のように、クールさを保った選手がいることで、冷静さを保持できる。それに、内田が熱くないわけではない。いや、内田はむしろ熱いものをもっている。ただ、それを秘めているだけだ。でなければ、どうしてドイツの名門シャルケでレギュラーとして活躍できるだろうか。
内田がいうように、ヨルダンに負けた現在も、グループB内で日本の優位は変わらない。6月のホームで、必ず、決める。
(筆:小松英之)
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川移籍後)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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