李激白「代表でFWとしての違いを見せ付ける」
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その李がある日本メディアのインタビューに応じ、最近の試合で0トップを採用した日本代表に「(自分が復帰したからには)FWしての違いを見せ付ける」と宣言した。
屈辱という言葉すら飛び出した。
日本代表は先の欧州遠征でFW前田が離脱したこともあり、ブラジル戦では0トップを採用。試合には04で敗れたが、時折ブラジルゴールを脅かす動きを見せた。
前田は口数が少なく、ハーフナーはまだまだ先発FWとして定着していない。森本も怪我で離脱。佐藤はJで結果を残しているものの、ザックからは起用されることがほとんどない。そんな日本代表FW陣。
李のように「0トップは屈辱」「復帰したら違いを見せ付ける」と強気な発言をするFWは貴重だ。ストライカーには「エゴイスト」さが求められる。おれが決める。おれがゴールする。おれはパスよりもシュートを選択する。ともすると日本文化の中では嫌われ、排除されてしまうこの手の逸材が、日本代表のFWには必要なのだ。
他のFW陣はどうか。
0トップという選択肢をザックに与えてしまった責任は感じているのか。
それは、代表に選ばれているFWだけではない。まだ選ばれていないFW,代表入りを狙っているFW。それらすべての日本人FWが、「日本のトップチームで攻撃人にMFだけを選択して0トップでチーム構成をする」ザック監督に、どれだけ「おれを使え!」とアピールしているか。
思えば、ユーロ2012で同じく0トップを採用したスペイン代表のストライカーはビジャ(ユーロ2012は怪我のため欠場)。決して背の高い選手ではないが、その圧倒的な決定力で代表でもバルサでも大活躍している。李もハーフナーや前田と比べられてしまうが、ビジャのようになればいいのだ。背もフィジカルも特別なものを持っているわけではないが、ただただ、ゴールをよく決めるFWに。
李にはぜひ期待したい。
<筆:小松英之>
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