中超ウォッチャー006:岡田監督降格争い!?
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「降格争いについては、まだリーグ戦が始まったばかりだし、今の段階では話せない。ただし、現在の成績から言うと、我々のサッカーに何かしらの改善が必要なことは確かです」
ついに最下位に沈んだ。
岡田監督率いる杭州緑城だ。
冒頭のコメントは、先週末に行われた中超第7節、天津泰達に02で敗れた後の記者会見での岡田監督のものである。
第7節を終えて1勝4敗2分。
7試合でたったの3ゴール。
これでは確かに勝ちを積み重ねることはできない。
しかも、第7節の天津戦は、若い選手主体のスタメンで臨んだ。
そのスタメン平均年齢は23歳以下。
その意図を岡田監督はこう語っている。
「我々がやろうとしているサッカーは、足元の技術がしっかりしたサッカー。今日、出場した若い選手たちは、いずれも足元の技術がしっかりしているので、出場の機会を与えた。ただ、残念だったのは若いがゆえに試合経験が少なく、そのため彼らは試合中に緊張してしまい、自分たちの実力を発揮できなかったことです」
注目すべきは今後の巻き返しだが、試合日程を見る限り、希望を持てる。なぜなら、杭州緑城はリーグの前半に強豪との試合が多いからだ。
これまでの7試合で杭州城が対戦したチームを挙げると、こうなる。
※()内は4月23日現在のCリーグ順位。
第1節 青島中能力 (14位)
第2節 江蘇舜天 (2位)
第4節 広州富力 (3位)
第5節 上海申花 (10位)
第6節 広州垣大 (1位。今季ACL出場)
青島を除いてはすべてCリーグの上位チームなのである。
上海申花は今季は10位と調子を落としているものの、ACL常連のCリーグを代表する強豪であり、元フランス代表アネルカが所属している。
しかも、第3節の北京に杭州は10で勝利している。
これは明るい材料である。
これから杭州はCリーグの中位&下位チームとの対戦が続く。
ここで一気に勝ち点を稼いで、その勢いで後半戦を迎えたいところだ。
岡田監督の言うとおり、まだまだ、リーグ戦は始まったばかりだ。
<筆:中超ウォッチャー小松英之>
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