ジダンの頭突き事件に司法判断くだる
ゴールが遠い…インテル痛恨ドロー
「マテラッツィはジダンに対し、人種差別的な侮辱発言はなかった」
これが司法の下した判決だった。
世界的にも有名になった、 ２００６年Ｗ杯ドイツ大会の決勝で、フランス代表のジダンが、イタリア代表のマテラッツィに頭突きして退場となった事件だ。
一部報道ではマテラッツィがジダンに対して人種差別的な侮辱発言をし、それに怒ったジダンが頭突きをしたとされていた。しかし、当のマテラッツィはこの報道を否定していた。それが法廷で正式に証明されたということになる。
しかも憶測で報道されたマテラッツィの侮辱発言とは
「お前はテロリスト売春婦の息子」
「お前の姉は娼婦なんだろう」
などというとんでもないものであった。
この判決により、憶測のマテラッツィ発言を掲載した新聞は名誉毀損で賠償金をマテラッツィに支払うよう命じられたという。
司法の判断である以上、これでマテラッツィへの疑惑は完全に晴れたと言っていいだろう。さて、ではなぜジダンは大事な大事なあのW杯決勝戦で冷静さを失って頭突きをしてしまったのか。その真相は、いまだに明らかになっていない。
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