代表とクラブの軋轢は永遠の課題か
「追加招集?何も聞いていない。ボクはまずケガを治してほしい」
J1浦和のゲルト・エンゲルス監督が岡田監督をけん制した。どうも岡田監督への不信感が高まっているらしい。
原因は現在、右太もも裏の筋膜炎で離脱中のFW田中達に対する対応だ。岡田監督は先日の代表メンバー発表の際、田中達に関しては追加召集の可能性を示唆していた。それに対する冒頭のエンゲルス監督のコメントである。
田中達の今回の故障は6日の代表・バーレーン戦がきっかけ。怪我はどうしようもないが、しかしクラブにとっても大事な選手を完治しないまま強引に起用されては困る。実際エンゲルス監督は、
「達也?もう少しで練習させる。京都戦?それは無理。千葉も厳しい。安全に考えるのであればガンバ戦(10月8日)の後になる」と語っている。チームはJリーグに加え、まだACLも残している。大事な選手に無理をさせたくないのは当然の話。代表だろうと関係ない。やはり選手の完治を優先させるべき、という考えだ。
しかし、日本代表も9月のバーレーン戦を見る限りでは田中達選手を招集したいはずだ。前線での献身的な動き。あの酷暑の中あれだけ走り回ったのだからすごい(シュートははずしたが・・・)
クラブと代表。
共に勝たなくてはいけない宿命を持っているもの同士、こういった軋轢は常に双方の対話と選手への尊重を忘れずに解決していってもらいたい。
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