日本代表対バーレーン戦術前線からの激しいプレス
3次予選アウェイでの敗戦は二度と繰り返してはならない…
9月6日。
アウェイで2010年南アW杯アジア最終予選の初戦を迎える日本代表。対戦相手はバーレーン。
まだ記憶に新しい今年3月のアジア3次予選。日本代表はアウェイでバーレーンに01で破れている。この試合では、GK川口のミスもあったものの、日本代表は攻撃面でもいいところなく破れた。
この試合の反省点としてロングボール対策が挙げられる。敵地でしかも酷暑という環境もあってか、ボールをキープしている相手選手へのプレッシャーが甘くなり、精度の高いロングボールを数多く上げられた。失点シーンもサイドからのクロスをGK川口がセーブミスして決められてしまった。
この敗戦を踏まえて、9月6日のゲームでは前線から激しいプレッシャーをかける戦術だ。酷暑は3月のときと変わらないであろう。それを考えると、FWにはかなりの体力の消耗が予想される。
今回召集されたFWは以下。
玉田圭司(名古屋)
巻誠一郎(千葉)
佐藤寿人(広島)
田中達也(浦和)
高さがあってポストプレーができる選手は巻一人と考えると、巻+大黒(もしくは田中)がスタメンとして最も現実的か。
DFの中澤は、この戦術について
「ボールに近い人がプレスに行って簡単に蹴らせないようにするため」と語っている。FWが前線から激しいプレッシャーをかけるのと同時に、チーム全体が相手のボール保持選手に積極的に詰めていく戦術だ。
また、左サイドバックには阿部勇樹(浦和)の起用が予想される。これは、相手のロングボールに対する高さ対策だ。阿部は決してサイドバック専門の選手ではないが、そのヘディングの強さを買われての起用が考えられる。
大事な大事な初戦。
勝つことがもちろん求められるが、最低でも引き分けだ。バーレーンに再度、後塵を拝するようなことになれば勢いをつけられてしまう。
日本代表は明日、バーレーンに向けて出発する。
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