お前が監督なら代表なんて辞めてやる!!
ユベントスに所属する元フランス代表ストライカーのトレゼゲが代表引退を発表した。原因は、ユーロ2008で予選リーグ敗退(内容もまったく伴っていなかった)したにも関わらず、ドメネク監督が続投することに対しての怒りだった。
トレゼゲはインタビューでこう答えている。
「ユーロ(欧州選手権)2008でのひどい結果と、監督の続投が決まったことで今回の決断に達した。ユーロの結果は非常にネガティブなものだったけど、それ以上に腹が立つのがドメネクの続投だ。この決定は、フットボールよりも政治的なことに重点が置かれている。国民の意見がまったくリスペクトされていないんだ」
所属クラブで結果を残しながらユーロ2008には選出されなかったトレゼゲ。その頃からドメネク監督との確執があったようだ。
世代交代を進めなければならないフランス代表にとっては、アンリやアネルカ、トレゼゲといったFWの面々はいずれは代表からはずされることになるだろうが、しかしこれらの選手に代わるだけのFWが出てこないのも事実。
ユーロ2008ではリヨンに所属するベンゼマが選出されていた。実力は申し分ないが、国際大会の経験や勝負強さという面ではやはりまだまだアンリやアネルカに頼らざるを得ない印象を受けた。
迷走を続けるドメネク・フランス。
ドメネク政権は果たして2010年までもつのであろうか。