【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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代表監督会見「選手の涙を見たときは…」

編集:中国サッカー魂編集部

中国でもファンが多いイタリア代表。

しかし今回の歴史的大敗に多くのファンが落胆した。

もちろん、オランダファンが喜んだことは言うまでもないが、中国では国営テレビであるCCTVにてイタリア、スペイン、ドイツ、フランスといった欧州主要リーグの試合が頻繁に放映されている。以前は同様に放映されていたプレミアリーグが放映権の都合上、昨年から放映されなくなったため、イタリアそしてスペインの人気が圧倒的である。

代表チームがW杯3次予選でかなり厳しい状況であるため、多くのサッカーファンは自分の注目をユーロに移し始めているが、人気のあるイタリアまでもが万が一、ユーロで予選リーグ敗退となると…

次節に期待したい。

また、以下はホームでカタールに痛い敗戦を喫し、W杯3次予選突破がかなり厳しい状況となった中国代表・フラド監督の試合後会見。

ーーまずは今日の結果について。

「前半はとてもいいパフォーマンスをしていました。後半も同じようなサッカーができていたらもっと素晴らしい試合になったことと思いますが。

前半はポストをたたくシュートがあったり、また、PKにならなかったプレーについては誰もその理由を説明することはできないでしょう。いいたいことはいろいろありますが、選手はみなよく戦ってくれました。特に、試合終了後、彼らの涙を見たときは私もとてもつらかったです」

ーー中国代表には、あとどれだけ3次予選突破の可能性があると考えますか。また今後もこのチームを率いることができるのでしょうか?

「確かに我々は今日の試合に負けましたが、しかしあきらめる理由はどこにもありません。あと2試合残っています。どのような結果になろうと、この2試合をきちんと戦い、いいサッカーを見せたいと思います。みなさんも、サッカーに携わる関係者として、最後までこのチームを支えていただきたいと思います。

(代表監督を)続けるのかどうかについては、このチームにとってふさわしくないと考えれば、私は自分から降りるつもりです」

ーーPKを取ってもらえなかったプレーについてしきりに強調していましたが、あのプレーは前半14分です。まさか監督は、あのプレーひとつで試合が終わってしまったといいたいのでしょうか?

「前半はそれでもいいサッカーをしていました。後半は焦りが出てしまった。後半にもチャンスを作ったが、焦りからゴールを決められなかった。それでこういう結果になってしまった」

ーーPKを取ってもらえなかったシーンについては、先ほどVTRでも確認しましたが、やはりどう見てもPKでした。しかし、それは誰が見てもわかるものです。監督として、もっと客観的な分析はありませんか?

「もちろんあります。たとえば前半のカタール選手の戦い方。前半だけで何回倒れて、何回怪我をしたのでしょうか。また、我々自身の警告の数など、原因はいろいろあります。それは、この後ビデオを見てしっかりと反省したいと思います」

同じくA組のイラクVSオーストラリアは、ホームのイラクが10でオーストラリアを下した。これによって、中国にはまだ望みがつながった。数字上でいえば、中国はこの後の2試合で連勝し勝ち点6を取れば3次予選突破も十分可能であり、また、2試合で勝ち点4でも他チームの状況によってはまだ可能性はある。

フラド中国の奇跡を信じたい。

提供:ビッグイーストグループ