【中村祐人】Dialogue with Yuto Nakamura No.12 3 of 5
Dialogue with Yuto Nakamura No.12
January, 2018
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---ユンロン戦が12/10でしたから、そこから1ヶ月、 練習すらできなかったんですね。
---トレーニングを再開し、 結果的にDreams戦も先発しましたが、 再開するにあたって不安はありませんでしたか?
中村「痛みどうこうの不安はありませんでした。それより、 スタメンなんだ?っていう不安はありましたね。 当然コンディションはよくないし、練習してても、 身体のキレとか、 明らかにベストなコンディションではなかったですから」
---試合に臨むに当たっては、 コンディションはどれくらいだったんですか?
中村「50%くらいでしたね。だから、これでスタメンで出て、 大丈夫かな?と。試合前は不安がありましたね」
---実際、試合が始まってみて、どうでしたか?
中村「前半の30分以降くらいから、やっぱりきつくなりました。 試合展開的にも、 中盤の僕たちのところに負担がかかっていたので。 90分はないだろうな、とは思いました」
---中村選手としても、フル出場はないなと感じていた?
中村「はい。そうです」
---実際に、54分で交代しましたが、 もし90分やっていたとしたら、どうでしたか?
中村「無理でしたでしょうね。 チームメートに迷惑になってしまうくらいだったと思います」
---1ヶ月のブランクがあり、 そこから復帰して1週間で公式戦でプレーする。やはり、 身体のキレやプレー精度に影響しますか?
中村「もちろんです。本来であれば、 試合に出られるコンディションではないと思いますし、監督も、 そこはわかっていたと思います。でも、 いろいろなチーム事情から、出ざるを得なかった。 そのコンディションだったとしても、プレーしてくれ。 そういうことだと思います」
---出場は54分。ご自身の前半でのプレーを振り返ると、 いかがですか?
中村「前半は守備に負担がかかって、 なかなか攻撃に出ていけなかったですね。 コンディションも含めてですけど。 ボールも足についてなかったし。でも、試合をしたことで、 そこで走って走って、 それによってコンディションを上げることができたな、 というのは試合後、感じましたけどね」
---トレーニングをしない期間が1ヶ月あると、体力的に、 90分間持たせることができないというのはわかるのですが、 もっと細かいとことで、 中村選手ほどの基礎技術とキャリアがある選手でも、 足元の技術とか、プレー精度とか、パスの感覚とか。 そういうものにも影響するものなのですか?
---では、そういう影響も理解したうえで、 試合に臨んでいたんですね。
中村「はい。その分、ディフェンスに重きを置いて、 プレーしましたから。自分の想像の範疇ですね」
---試合後、左ひざの痛みが再発した、 なんてこともありませんか?
中村「ありません。まぁその分、 他のところで痛みが出たりというのはありますけどね。でもまぁ、 大丈夫です」
---次は、すぐにアウェイのR&F富力戦です。もしも、 この試合はフル出場してくれといわれたら、 コンディション的にはどうなんですか?
中村「まだ厳しいことは厳しいですけど…。どうだろう。( コンディションは)80~90% には持っていけると思いますので。アウェイということもあるし、 どうなるかわかりませんが。もちろん、プレーしろといわれれば、 全力でやるだけです」
---ちなみに、次節のアウェイでのR&F富力戦は、 香港ではなく、中国の広州まで行って試合をするんですか?
中村「そうです。中国まで行きますよ」
---チームの移動は?
中村「前日に、バスで現地入りします。 僕もよくわからないんですけどね」
中村「初めてですね。公式戦を中国で戦うというのも初めてだし、 香港リーグ自体も、初めてだと思いますね」
---中村選手にとって、「あり」「なし」で言えば、 このレギュレーションはどちらですか?
中村「全然ありだと思います。なんなら、 もっと増えてもいいと思っているくらいです」
---確かに、日本のJリーグだって、 北から南への移動は遠いし、 まして中国リーグやアメリカリーグは、 国土があれだけ広いですから、 普段からすごい長距離移動をしてリーグ戦を戦っているんですよね 。それを考えたら、香港プラス中国の華南地域( 広東省の広州市やシンセン市など)というのは、 ひとつのリーグを組んだとしても、 まったく違和感のない距離ですね。
---では、次節も含めて、残りのシーズン。リーグ戦のほかに、 タイトル獲得のための重要なカップ戦も2つ控えています。でも、 戦えるコンディションはあると?
中村「はい。あとは単純に体力的な部分がしっかり戻れば、 問題ないです」
続く