【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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オマーン最大の味方は現れるか?

イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール!

小松英之の連載がブログで紹介されました!

ピッチ上の気温、40度以上…

なぜ試合開始が午後3時半なのか。それを強く要望したのはオマーン側だ。オマーンは圧倒的な「味方」を付けて日本を撃破しようということか。圧倒的な味方、それはもちろん「暑さ」だ。

多くのサポーター。

ホームチームに有利に吹かれる審判の笛。

こういった「ホーム有利」な要素は、多かれ少なかれどこにでもある。

アウェイのオーストラリア戦で、試合終了間際のFKのチャンスで、本田が蹴る前にタイムアップの笛を吹かれてしまったのも記憶に新しい。中東でなくとも、審判の奇怪な笛は存在する。

だが、暑さはどこにでもあるというものではない。

ましてや、慣れている者とそうでない者。感覚はまったく異なるだろう。それゆえか、オマーンは日中での試合開始を要請した。さすがに午後2時代ではオマーン選手も暑かろう。だが、気温が徐々に下がっていく時間帯なら、暑さなれしているオマーン選手に有利なのは確実だ。

さらに、ピッチ上は気温が異なる。状況によっては、ピッチ内温度が40度を超えることがある。日本は「よく走る」サッカーをするだけに、スタミナの消耗は、特に後半、動きが落ちたときに弱点となる。

明日の試合のポイントとしては、やはり先制点だろう。

体力は十分に残っている間に、点を取りたい。しかも理想的には早い段階で点を取ること。そうすれば落ち着きが生まれて、試合も運びやすい。

それがかなわずとも、前半を10のリードで折り返せればかなり違う。後半は暑さによるスタミナの消耗度を見ながら選手交代できる。

DFの吉田は「後半勝負」と語っていた。涼しくなってくるからだ。そのためには前半であまり体力を消耗しないことがポイントだが、そういう展開ができたなら、00で折り返しても十分に勝機がある。

いずれにしろ、先制点を取られてしまうと厳しい。

特に前半だ。ホームのオマーンはある程度前に出てくるだろう。その攻撃を組織できっちり守り、失点は0にしなければならない。

最低限、00の折り返しで後半勝負。

10で折り返せれば上出来。

前半の早い段階でゴールできれば理想的。

そして、先制されて折り返すようだと、厳しい。

SBの駒野の状態も気になるが、試合はもう明日。

果たして、オマーンの思惑通り「ピッチ上温度40度以上」の味方は現れるのか。

注目だ。

<筆:小松英之>

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