【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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【中村祐人】Dialogue with Yuto Nakamura No.07 1 of 5

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Dialogue with Yuto Nakamura No.07
November, 2017
 

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今日は、中村祐人の存在証明をしてみたいと思う。

証明にはルールが必要だ。例えば、「1+1=2」と「1+1=10」。どちらが正しいか。多くの人が前者と答える。だが、見る人が見れば「ルールによる」と答えるだろう。前者は一般的計算。後者はBinary(二進法)。Binaryを前提とすれば、「1+1=2」は間違いなのだ。では、中村祐人の存在証明におけるルール設定をしてみる。それはもちろん、チームの勝利だ。そして、存在証明のための計算式を設定する。今回は、以下の4つを設定してみる。

1、中村祐人が先発出場すると、チームが勝利
2、中村祐人が先発出場しないと、チームが勝利
3、中村祐人が先発出場すると、チームが敗北
4、中村祐人が先発出場しないと、チームが敗北

今季、Taipo FCの公式戦はこれまで全部で8試合(リーグ、カップ戦を合算)。その内訳は、4勝2分2敗である。注目すべきは、4勝すべてが上記1、2敗すべてが上記4であることだ。では、2つの引き分けをどう考えるか。

5、中村祐人が先発出場すると、チームが引き分ける

さらにこの設定を増やす。ちなみに、「中村祐人が先発出場すると、チームが引き分けない」は不要。上記の1か3に該当するからである。Taipo FCの2つの引き分けは5に当てはまる。つまり、あくまでデータ上の話だが、中村祐人が先発すれば、勝つ。もしくは、勝てなくとも負けない。しかし、中村祐人が先発しないと、(くどいようだが)データ上は、今季のTaipo FCは敗北しかないのである。

このデータがすべてだ、と言う気はさらさらない。しかしスポーツとデータの関係性を馬鹿にする人は、映画「マネーボール」を見てみるといい。ブラッド・ピット演じるビリー・ビーンが、ジョナ・ヒル演じるピーター・ブランドに出会う。イエール大学卒業のブランドはあらゆるデータから選手を客観的に評価する『セイバーメトリクス』を用いて選手を発掘するが、周囲は「なぜあんな選手を取るのか」「使い物にならんぞ」と猛反対。しかし、大方の予想に反して、オークランド・アスレチックスは…。

勝率をあげ、敗率を下げたいなら、Taipo FCは中村祐人を先発で使い続けるべきだ。少なくとも、今季のデータはそう我々に教えてくれているのである。そんな、「データ上は無敗の男」に、2連敗後の2連勝について話を聞いた。


続く

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