夢の「ACLベスト4中国対決」へ向けて

中村祐人が15~16シーズンを振り返る。最新インタビュー

お伝えしたとおり、ACLベスト8の1stが行われ、アウェイでFCソウルと対戦した山東魯能は1-3で破れ、ホームに全北を迎えた上海上港は0-0に終わった。

夢のような舞台。ACLベスト4で中国対決。

そんなカードを期待していたが、やはり現実は厳しかった。レギュレーション上、決勝でアジア東地区同士が当たることがないだけに、ベスト4でC対決となればKもJも押しのけての中国勢対決。ここ数年、常にKとJの壁を越えられなかったことを考えれば、すごいことだ。

それが、現状はベスト4でK対決が実現しそうだ。

それを打ち破るには、どうすればいいのか。

山東魯能はとにかく2点を取らなければならない。2-0で2ndを勝ち取ればアウェイゴール差で勝ちあがれるのだ。FCソウル相手にホームとはいえ厳しい戦い。マガトはどんな采配を見せてくれるのだろうか。

一方の上海上港はアウェイゴールを許さなかったことが大きい。アウェイの全北戦はとにかく守備。守って守ってセットプレーやエウケソンらの一発で効率よく得点を取りたいところだ。まだ山東魯能よりはハードルは低いか。

夢のＣ対決。この挑戦はまだ終わっていない。

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級｣（中国スーパーリーグ）の略で、日本でいうＪ１に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。