【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

中国メディアが代表チームを総括「始高終低」

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

中国メディアの新浪スポーツが中国サッカーの2015年を総括する記事を報じた。

まだ広州恒大のクラブW杯が残っているが、男女代表や中超についての総括がなされた。その中で男子A代表については「始高終低」と形容した。

始高とはアジア杯のこと。グループリーグを全勝し決勝トーナメントに勝ち上がった。これには普段、男子代表にはまったく期待していないライト層も熱狂した。決勝トーナメントではオーストラリアにまったく歯が立たなかったものの、オーストラリア、日本、韓国、イランといった第一勢力に次ぐ第二勢力であることを証明してみせた。

しかし、ロシアW杯にむけたアジア2次予選では、カタールに惜敗したのは仕方ないとしても、格下香港にまさかの2引き分け。各組2位での通過は成績上位4チームであり、残り2試合あるとはいえ、最終予選進出に黄色信号が点った。最大の山場は2次予選最終戦のホームカタール戦で、この試合に引き分け以下だと最終予選通過は他の組の2位チーム次第となる。

自力進出のためにも、そして2016年の総括の際には「代表チーム大躍進」となるよう、ペラン監督の手腕と選手の踏ん張りに期待だ。

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