【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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中超2015シーズン最終結果及び昇/降格

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

広州恒大の5連覇で幕を閉じた今季の中超。その最終順位は以下だ。(数字は勝ち点)

1位 広州恒大 67

2位 上海上港 65

ACLダイレクト出場

3位 山東魯能 59

4位 北京国安 56

ACLプレーオフ出場

5位 河南建業 46

6位 上海申花 42

7位 石家荘永昌 39

8位 重慶力帆 35

9位 江蘇舜天 35

10位 長春亜泰 35

11位 杭州緑城 33

12位 遼寧宏運 31

13位 天津泰達 31

14位 広州富力 31

15位 貴州人和 29

16位 上海申鑫 17

ここ数年、ずっと中超は「中超Big4」と呼ばれてきた。それは、広州恒大北京国安山東魯能の「ACL常連3クラブ」にプラスしてもう一チーム、ACLに出場してきたからだ。過去にはこのもう一チームに江蘇、貴州、天津などが名乗りをあげ、今季のACLでは広州富力だった。

その構図を脅かす存在として突如現れたのが今季2位の上海上港だ。戦力的にも今後、ACL常連となりうる。まずは来季ACL、そしてリーグ戦。来季も広州恒大と優勝争いを演じるようになれば、中超の強豪として認知されるであろう。

また昇格組の活躍も見逃せない。グジョンセンを獲得した石家荘は7位、また重慶は8位でシーズンを終えた。昨季は大連が降格してサッカーファンを驚かせたが、今季は貴州人和が降格の憂き目に。中国サッカー界の浮き沈みが明確に出ている。

そして来季の昇格組は延辺長白山と河北華夏。上海は上海申鑫の降格で2チームとなり、河北省は華夏の昇格で石家荘との2チームに。また延辺の昇格で吉林省長春との2チームとなる。

早くも来季が楽しみで仕方ないが、まずは今月、広州恒大ACL決勝に注目だ。

サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人