【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

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クラブ史上最悪の敗戦...0-4で4位後退の北京国安

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港プレミアリーグ」と記します。

中超第29節 天津(H)4-0北京国安

中超第29節で北京国安はアウェイの天津に乗り込んだが、なんと4失点で大敗した。あるクラブ関係者は「クラブ史21年間で最悪の敗戦」と語った。

優勝の可能性はほとんどなかったが、しかし他チームの結果によっては、ACLダイレクト出場権の2位に入る可能性はまだ残されていた。それすら、北京が勝った上での話だったが、この大敗。しかも、同節で広州恒大と引き分けた山東と勝ち点で並ばれ、得失点差で4位に転落した。

昨シーズンは最終節まで広州恒大と優勝争いを演じ、広州恒大を倒せるのは北京のみ、という雰囲気すらあった。しかし今季はそのポジションを完全に上海上港に明け渡したばかりか、山東魯能にすら遅れを取る順位でシーズンを終えるかもしれないのだ。

そんな北京にとって、汚名返上のラスト・チャンスが最終節だ。ホームに広州恒大を迎えるのだ。しかも、この最終節で北京が広州恒大に勝ち、かつ上海上港が長春に勝てば、最終節での奇跡の逆転優勝として上海上港がチャンピオンとなる。

北京としては、広州恒大にホームで負けられず、広州恒大の5連覇を阻止するチャンスであり、かつ山東の後塵を排することなくシーズンを終えるため、絶対に勝ちたい最終節。

果たして、冬の気配が漂い始めた首都で、意地を見せることができるのか。

サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人