【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」(コモンズ出版)著者のブログ

中国が発信している情報を偏見なく紹介します。その他、趣味のサッカー(ガンバ大阪/清水エスパルス/バルセロナ)やお酒の話題など。

ロスタイムで明暗!山東サポーターは悲鳴

※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯時」(中国スーパーリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

中超27節 山東魯能(H)0-1上海上

まさかの、ロスタイム被弾…

2位の上海上港をホームに迎えた3位の山東魯能。2位と3位の直接対決。負けたほうが優勝争いから脱落する一戦。しかも4位の北京国安は先に同節を勝利で終えている。

そんな状況下で行われた試合は、ある中国メディアが「突っ走りすぎると、魂が抜ける」というメキシコのことわざを引用し伝えたような展開となった。

負けられない一戦でホームの山東は序盤からアグレッシブに先制点を狙いに行く。試合全体を通して上海上港を圧倒した。しかし、ゴールが割れない。試合は後半ロスタイム。このまま引き分けか…

しかし、このまま終わらせない!と虎視眈々と狙っていたのは上海上港だった。ロスタイム、コンカを中心に攻め立てると、ついに武磊がGKとの1対1から冷静に流し込んでロスタイム弾。山東選手は頭を抱え、グラウンドにしゃがみこみ、スタンドからは悲鳴が響いた。

この結果、上海上港は勝ち点差2で首位の広州恒大に次ぐ2位の座をキープ。逆転優勝に望みをつないだ。一方の山東は北京にも追い抜かれて4位に転落。これで優勝はまずなくなっただろう。

ただし、山東の一縷の望みはカップ戦に生き残っていること。リーグ上位4チームの中で唯一勝ち残っている。かくなる上は、カップ戦によるタイトル(ACLダイレクト出場権付き)へと切り替えて、残り試合を戦いぬいてほしい。

サッカーコラムニスト松本忠之が「まるでコネクティッドカー」と表現した天才フットボーラー中村祐人