前半戦の頂上決戦はスコアレスドローに
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
第14節で山東をアウェーで2-1とくだし、続いてホームに北京を迎えてリーグ前半戦の最大の山場となった第15節。中超王者の広州恒大はホームで勝ちきることができず、スコアレスドローに終わった。
それにしても北京国安のDFはさすがだ。DFなら広州に負けていない。リーグナンバーワンだ。それを証明してみせたような試合だった。天河(広州恒大のホームスタジアム)での広州の強さは抜きん出ており、中超はもとより、ACLでも数多のJクラブやKクラブがその餌食となってきた。
その原因のひとつは気候。沖縄本島よりも南に位置する広州市は年間を通じて気温が高く、また夏が長い。この試合も行われたのは6月末だが、広州市はすでに夏真っ盛り。日本でいうと青森と同じ緯度にある北京の選手からしたら、この気温差はコンディションに大きく影響することだろう。
事実、北京国安のDFで中国代表でもレギュラーの呈は試合後、「広州の天気は暑すぎる。後半、疲労からシュートフォームが崩れてしまう選手もいた。そのくらい暑かった」と語った。
ともあれ、天河で広州に1点も与えず、勝ち点1を獲得できたことは大きい。悲願の中超制覇に向けて、北京はさらに加速する。