コンカが開始わずか2分で負傷退場!
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。
今季から中超に復帰した元広州恒大のアルゼンチン人プレーヤー、ダリオ・コンカ。復帰したクラブは上海上港。中堅クラスのこのクラブがコンカ効果で今季どこまで上位に食い込めるかに注目が集まっている。
そのコンカだが、先日行われたアウェイでの天津戦で負傷退場に追い込まれるアクシデントが発生した。しかも、開始わずか2分で…コンカは天津の郭皓と接触。その際、郭皓のスパイクがコンカの右ふくらはぎに。しばらく悶絶したコンカはソックスを下して自身の傷口を主審にアピール。コンカの右ふくらはぎにはぱっくりと傷口が開いていた。このプレーで郭皓にはイエローカード。コンカはしばらくピッチ脇で治療を受けていたが、プレー続行は不可能と判断され交代。わずか2分でピッチを去った。
Jリーグでもサガン鳥栖のDFが鹿島の金崎選手の顔を踏みつけた(ように見えた)悪質なファールが問題になったが、コンカに対する郭皓のプレーも含めて、こういった選手生命にかかわる悪質なファールは絶対にあってはならない。そのために、審判、リーグも含めてきちんと対応してほしい。
コンカを欠いたチームは天津に対してスコアレスドロー。コンカの復帰については、まだ発表はされていない。
松本忠之(まつもとただゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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