北京が異例の非公開練習!しかも…
10月26日決戦。
今年の中超は史上まれに見るデットヒートだ。
勝ち点6差で首位を走る広州恒大。
対する2位北京国安。
残るはあと2節。
この2試合のうち、広州が勝ち点を1でも取れば優勝が決まる。広州の圧倒的有利は変わらない。
だが、望みをつなぐ北京。残り2試合で勝ち点6が至上命令だが、それだけでなく、その上に広州が2連敗しなければ優勝はない。
だが、北京の2連勝、広州の2連敗という事態が起これば、北京が奇跡の逆転優勝となる。
そんな大事な次節(29節)、なんと両チームは直接対決を行う。場所は広州のホームだ。ここで引き分け以上で広州はホームで優勝を決めることができる。最終節はアウェイで山東と戦うため、広州としては、なんとしても第29節で決めたいところだ。
対する北京は異例の練習非公開。
10月20日はオフ。21日に北京のホームグラウンドで練習したクラブは、22日と23日の二日間を外部非公開とする。
完全なる広州対策。それも当然だ。負けも引き分けも許されない状態。とにかく勝つしか道はないのだから。
運命の決戦は10月26日15:35キックオフだ。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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