キャプテン長谷部が最悪離脱か?
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※小松英之による日本代表23名の解説を音声で聞く
来季2部に降格するニュルンベルクからフランクフルトへの移籍が確定した日本代表キャプテンの長谷部。
その長谷部が心配な状況だ。
左ひざは順調に回復しているものの、その左ひざをかばっていたがゆえに、体の別の部分に張りが出ているというのだ。コスタリカ戦は欠場。翌日練習も別メニューとなっている。
心配だ。
長谷部はシーズン最後の最後に怪我から実践復帰したものの、試合勘不足や実践不足は否めない。それゆえ、事前合宿地であるアメリカに入ってからは実戦形式での調整が不可欠な状況だが、コスタリカ戦を欠場し、さらには練習も満足にフルでこなせていない状況なのだ。
ボランチには山口、青山がいる。
二人ともいい選手で好調でもある。
しかし、南アを経験しており、チームのキャプテンであり、ブンデス仕込みのフィジカルに安定した守備、しかも攻撃面ではミドルも打てて決定的な縦パスを繰り出すこともできる長谷部がいないというのは、日本にとっては痛手でしかない。
実際にスタメンが長谷部でなかったとしても、最初から離脱している状況と、長谷部も十分に試合に出れる状況でありながらの別の選手のスタメンでは、状況は大きく違うのだ。
とにかく、ここで無理する必要はないとの判断で今は慎重に調整しているとのことだから、必ず間に合うと信じて待つしかない。
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小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている%color(red){「中超」}に統一いたします。%color(red){「中超」}は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
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