セレッソ戦う前から白旗!フォルラン帯同せず
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※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」の略です。
セレッソはもう試合を捨てたようだ。
だが、まさかのフォルランを帯同せず、という選択肢を取った。
ポポビッチ監督は理由について、
「日程を考えてのこと。試合数が多いので、休ませないといけない。浦和戦(17日)もある」と語り、ハードスケジュールを挙げた。
これは広州側に「白旗宣言」をしたも同然と受け取られても仕方がない。ファーストレグを大阪で15で落としているゆえ、事実上敗北は決定的だ。だが、フォルランを帯同しないという、あまりにも明確なあきらめ宣言は広州または中国人サポーターの目にどう映るだろうか。
フォルランがいなくても、逆転勝ちできる。
そう確信しているわけではないことは、上のコメントを見ればわかる。ならば、もはや逆転の可能性が薄いACLをあきらめて、リーグ戦に集中しようということだろう。もちろん、プロクラブとして、「もうあきらめている」などとは口が裂けてもいえない。だから、クラブも監督も選手も大変な立場なのだろう。
試合を待たずして、広州のベスト8進出が決まった。
広州のホームで、フォルラン抜きで、ACLという国際舞台の試合で、5点差つけて勝てるとはまさか思っていないだろう。それなら、広州も外国人抜きでいいかもしれない。ムリキ、エウケソン、ディアマンティ。こちらも「スケジュールを考慮して」誰かを先発からはずしてしまえばいい。
見所が減ってしまったセカンドレグになるが、C大阪には、せめて、J代表として恥ずかしくない試合をお願いしたいものだ。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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