「最終選考」にうっちは召集されず - 【公式】松本忠之「中国人は反日なのか」（コモンズ出版）著者のブログ

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３月５日のニュージーランド戦。

この試合がW杯メンバーを決定する前の最後の親善試合となる。

その後、国内組だけの合宿を行い、そこで国内組の最終選考を行う。

そして、５月中旬に最終メンバーを発表。

５月２７日に埼玉でキプロスと対戦したあと、W杯直前合宿へと旅立つ。

いよいよだ。

欧州組にとっては、この３月５日が「最終選考」と考えてもいい。

そのために、ザック監督も欧州を精力的にまわり、視察してきた。

３月５日に招集された選手の中で、本田、香川、長友、長谷部、岡崎、川島、吉田といった選手は確定だろう。W酒井も確定だろう。準確定は細貝や大迫か。注目されるのは乾、ハーフナーあたりで、国内組の台頭によっては、最終選考から漏れることもありうるだろう。

心配なのは内田。

古傷の肉離れを再発したため、今回は召集を見送られた。

手術は行わずに治療するという。手術をしたらW杯はアウト。だからこその保存治療だろう。怪我の回復がW杯に間に合うだけでなく、試合勘や９０分戦うスタミナなど、本大会に向けての課題は少なくない。だが、日本にとって大事なレギュラー。ぜひとも本大会で（ベンチではなく）出場してほしい。

また長谷部は怪我が回復したばかりだが、今回のニュージーランド戦に招集された。試合に出るかどうかは微妙だろう。出たとしても、プレー時間限定での出場だろう。しかし、キャプテンとしてチームに合流しているという存在感はやはり必要だったか。試合にも出ずにドイツと日本を往復するのは、所属のニュルンベルクにとってはいかがなものか…という気もするが。

香川については、久しぶりに香川が「プレー」する機会がやってくるというのが実感だ。こんな形で香川のプレーを拝むのは不本意だが、致し方ない。こちらはマンUでプレー時間がない分、９０分のフル出場もありうる。だが香川については、３月５日の前に、来週のCLだ。

３月５日は結果や内容はともあれ、ザックがどのような先発メンバーを組み、誰がどれだけの時間プレーするのか。そして、その中で誰がいいパフォーマンスを見せるのか。

注目だ。

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筆：小松英之　ツイッターはこちら

小松英之（こまつひでゆき）

サッカーコラムニスト。

サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。

【略歴】

静岡生まれ。

小さい頃から地元の高校である清水商業（当時）や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。

【観戦経験】