中国人はなぜアトレチコ・ミネイロの敗戦を歓迎したのか
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大波乱…
モロッコで行われているクラブワールドカップ。
地元出場のラジャ・カサブランカvsロナウジーニョ率いるブラジルのアトレチコ・ミネイロは、下馬評を大きく覆す結果に。ラジャが31で勝利したのだ。
この結果、世界最強クラブを決定する決勝にはバイエルンとラジャが進出。ロナウジーニョのアトレチコ・ミネイロは3位決定戦に回る。
この意外な結果に中国も沸く。
結果は予測できていたものの、バイエルンに03で完敗し、あとは地元チームとの3位決定戦を残すのみ…まぁでもこれは別にテレビで見るまでもない、深夜だし…と思っていたサッカーファンを奮い立たせた。なんと、アトレチコ・ミネイロと対戦できるのだ。
広州にとっても素晴らしい「強化」の場となる。
もちろん、大会3位がかかっているのだから、強化などといっては失礼だが、だが当初の予測でラジャと対戦することを想定していたのに、まさかの南米王者と対戦できるのだ。これは貴重だ。
しかも、広州の強力FW陣といえば、南米選手。
モチベーションも違うことだろう。ここでいいプレーを見せれば、更なる好条件での移籍があるかもしれない。
決勝ももちろん楽しみだが、3位決定戦も見逃せない。
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筆:小松英之 ツイッターはこちら
小松英之(こまつひでゆき)
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業(当時)や清水東、東海第一(当時)、静岡学園などの試合を見て育つ。Jでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア:マンU(香川在籍時)、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ:バルセロナ
セリエ:ユベントス、ローマ。
ブンデス:ニュルンベルク(長谷部、清武在籍時)、ハンブルガーSV
【中国Cリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鐸氏とは何度も会食している。
08年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
09年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
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