欧州CL16強を紐解く
2014年ブラジルW杯すべてのグループリーグを解説します！
詳しくはこちらへ
イングランド・オランダ・日本・中国の各国の指導者ライセンスを所持するサッカースクール！
※ブログ記事へ寄せられたコメントへの返信は、ツイッターで行っています！
小松英之のツイッターはこちら
オリンピアコス（ギリシャ）-マンチェスターＵ（イングランド）
レーバークーゼン（ドイツ）-パリＳＧ（フランス）
ゼニト（ロシア）-ドルトムント（ドイツ）
くじ運を一番呪いたいのは、アーセナルだろう。
アーセナルには常にくじ運が悪いイメージがある。
実際、今季もBEST１６でバイエルンと当たってしまった…正直、今のバイエルンにはバルサでも勝てる気がしない。アーセナルファンは、くじ運の悪さを呪っているに違いない。
香川所属のマンUは逆に恵まれた。
香川はCLの出場は続いているから、今季は非常に楽しみだ。順調にいけばBEST８に勝ち上がるだろう。より上の戦いで香川を見たい。
うっちは正直ここでレアルとは当たりたくなかっただろう。対戦相手によっては、BEST８に進む実力は十分にあるシャルケだが、ここでレアルが相手だとかなり厳しい。ベルナベウでアウェイゴールを奪うか、引き分けに持ち込めれば、勝機を見出せるか。
本田は出場できないが、ミランにとっては悪くない組み合わせだ。少なくとも、BEST８が難しくなるような相手ではない。むしろ心配なのは来季。このままではCL圏内にすら入れない。本田の加入により、後半戦は巻き返しに期待したい。
BEST16の見どころは、なんといってもマンCとバルサ。今のバルサなら、マンCも勝機がある。メッシの状態にもよるが、昨季はグループリーグであっさり敗退してしまったシティーが、バルサを破る快勝でBEST８に進めるか。注目度が高い。
ドルトムントは恵まれたと言っていいだろう。昨季は決勝で惜しくも敗れたが、バイエルンの優勝だけでなく、ドルトムントがレアルを破って決勝へ駒を進めたことも、「ブンデスの時代到来」を世界的に告げる大きな効果となった。今季はどこまで勝ちあがれるだろうか。
イブラは今年、W杯で見ることができない。それだけに、CLではできるだけ長く見たい。幸いにも相手は十分価値が計算できる。同じドイツ勢でもバイエルンとドルトムントではなかったことは幸いだ。最高峰の舞台でイブラのプレーがいつまで見られるか。
まさかのユーベを破って勝ち上がってきたガラタサライ。天候に恵まれた！？運も実力のうち！？ともあれ、勝ち上がった事実に変わりはない。スナイデル、ドログバを要するこのチームが、チェルシーに挑む。モウリーニョはチェルシー率いる1年目でどこまでCLでチームを勝ちあがらせることができるのか。
いずれの試合も、来年2月まで、お楽しみだ。
小松英之によるグループリーグの解説を聞くならこちらから
筆：小松英之 ツイッターはこちら
小松英之（こまつひでゆき）
サッカーコラムニスト。
サッカー専門ブログ「BEE Football Spirit」アドバイザー、コラムニスト。
【略歴】
静岡生まれ。
小さい頃から地元の高校である清水商業や清水東、東海第一（当時）、静岡学園などの試合を見て育つ。Ｊでは清水サポ。大学卒業後に中国に渡り、日本代表やJリーグの観戦ができなくなるが、あふれるサッカー熱は抑えきれず中国サッカーの観戦及び取材を行うようになる。
【観戦経験】
英プレミア：マンＵ（香川在籍時）、チェルシー、マンチェスターC。
リーガ：バルセロナ
セリエ：ユベントス、ローマ。
ブンデス：ニュルンベルク（長谷部、清武在籍時）、ハンブルガーSV
【中国Ｃリーグ】
中国サッカーへの造詣が深く、山東魯能をはじめ上海申花や武漢卓アルといったクラブ関係者と交流があり、Jリーグのアジア枠設置に伴い、中国人選手がJリーグへ移籍する際の窓口の一つにもなっている。また、元中国サッカー協会会長の閻世鋒氏とは何度も会食している。
０８年 山東魯能のCリーグ優勝祝賀パーティーに日本人として初めて正式招待。
０９年 アジアチャンピオンズリーグ 山東魯能日本人アドバイザー。
BEE Football Spiritは「上海をサッカーの街にするプロジェクト」をサポートします！
